創業者ノート

【2026 ファイル管理】なぜ Keeply を作ったか:共有フォルダで毎日ファイルを失っている人へ

Keeply は建設業の共有フォルダが毎週コンクリートをはつる物語を生み続ける場面から生まれたツール——git を使えない人を git ユーザーにするためじゃなく、彼らが学ばなくていい版数管理ツールを作ること。本記事は創業者ノート。

K

Keeply

· 10 分で読める · 3358 字

ここ数年、私は建設業のエンジニアたちと一緒に仕事をしています。50 代、60 代の方が多く、コンピュータは一番楽な道具じゃない。それでも図面、変更指示、契約書は毎日コンピュータで動かす。共有フォルダが彼らの協業の主戦場:一台の NAS、一群の人、N 個のバージョン、いつでも誰かが編集中。

制御不能な場面を何度も見てきました。設計が新しい版を事務所にメールで送る、受け取った人が NAS に保存する、現場には通知しない。現場監督がその日使っているのは先週の旧版。コンクリートはもう打ってある、寸法が違う、はつって枠を埋め直して、工期は二日延びる。誰も間違いをしていない。でも誰かが代償を払う。

私が選んだ岔路

私自身は git を流暢に使う。ソフトウェアエンジニアは皆使うし、外には有料の講座まである。問題に気づいたら commit、branch、reset、ツールは第二の手のように自然。

でも建設の親方に「git を試してみてください」と言うと、毎回戸惑った顔が返ってくる。git は彼らのために作られていない:黒い画面のターミナル、merge conflict 通知、HEAD ポインタ——どの概念も道を塞ぐ壁です。私は中間で詰まる:自分は流暢に使う、客は使えない、共有フォルダは毎週コンクリートをはつる物語を生み続ける。

彼らに git を教える方が安い。彼らが学ばなくていいツールを作る方が難しい。私は難しい方を選んだ。

私が犯した間違い(の一つ)

第一版の Keeply は機能を詰め込みすぎた。建設業も対応、デザイナーも対応、会計事務所も使うだろう、と全ケースを抱え込もうとした結果、スイスアーミーナイフになった:機能は全部あるけど、誰も気持ちよく使えない。

それから削った、また削った。

今、新機能を Keeply に入れる前に必ず 3 つの質問を通す:建設現場は本当に使うか?60 代の親方たちは開くか?削っても誰か気にするか?どれか「no」= 入れない。機能が少ないのはバグじゃなく、設計の選択です。

なぜこれを書くのか

これは 創業の原点 の話です。

Keeply はバージョン管理ツール界で git・SVN・Mercurial に勝つために作っているんじゃない。その戦いは開発者たちが二十年前に勝った。Keeply は毎日 git を開かない けれど毎日 フォルダを開く 人のためにある:建設の親方、デザイナー、弁護士、会計士、学生、フリーランス。

もしあなたがその一人なら、共有フォルダのファイルバージョン問題を読めば分かるはず:あなたはファイル整理が下手なんじゃない、ツールが整理する責任を全部あなたの記憶に押し付けているだけ。

次のバージョンで会いましょう。


著者について:Ting-Wei Tsao、Keeply 創業者。 LinkedIn

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